「換気扇を回しているのに、浴室の鏡がずっと曇っている」「トイレの臭いがなかなか消えない」…それは、換気扇の吸引力が落ちているサインです。
            吸引力が落ちる最大の原因は、フィルターやファンに溜まったホコリです。しかし、丁寧に掃除をしても改善しない場合、モーター自体の寿命や、目に見えない排気ダクトの詰まりが原因かもしれません。特に異音も併発している場合は、交換を検討すべき時期に来ています。
            放置すると、カビの発生や建物の劣化にも繋がる換気扇の吸引力低下。この記事では、プロがその原因と対処法を徹底解説します。
          
吸引力が落ちる4つの主な原因
原因1:フィルターやファンのホコリ詰まり
最も多い原因です。カバーを外し、フィルターやプロペラファンにホコリがびっしり付いていないか確認しましょう。中性洗剤とブラシで掃除するだけで、吸引力が劇的に回復することがあります。
原因2:排気ダクトや屋外フードの詰まり
長年のホコリが排気管(ダクト)の内部や、屋外の排気口(フード)に溜まり、空気の流れを妨げているケースです。特に油汚れが付着しやすいキッチンの換気扇で多く見られます。
原因3:モーターの経年劣化
設置から10年以上経過している場合、モーター自体のパワーが落ちて、ファンの回転数が低下している可能性があります。掃除をしても吸引力が戻らない場合は、モーターの寿命と考えられます。
原因4:給気口が閉じている、または不足している
意外な盲点ですが、換気は「排気」と「給気」がセットです。部屋の給気口が閉じていたり、家具で塞がれていたりすると、空気の入口がなくなり、換気扇が空気を吸い出せなくなります。
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あなたの地域の「料金表」を見る掃除でダメなら、交換のサインです
フィルターやファンをきれいに掃除し、給気口も確認した。それでも吸引力が弱いままなら、モーターの寿命と判断して間違いありません。
モーターが寿命を迎えた換気扇を使い続けると、換気不足による湿気やカビの問題だけでなく、最悪の場合、モーターが異常発熱して火災に繋がる危険性もゼロではありません。
ファンの力が明らかに弱っていると感じる場合、
それはモーターが寿命を迎えているサインです。
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